解体現場で本当にあった事故の話。間違えて隣の家解体しちゃった。語り継がれる教訓。

解体工事事故 解体業者の話

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解体現場で本当にあった事故の話。

これはもう10年以上前の話。

Mr.キングが入社する前の話である。

今でもこの事故を教訓とし2度と起こさないよう語り継がれている話。

ここでは、解体業者歴10年以上で資格保持者のMr.キング

解体現場で本当にあった事故の話。間違えて隣の家解体しちゃった。語り継がれる教訓。

について詳しくご説明します!

詳しくはプロフィール▽

『ブログと『Mr.キング』の自己紹介♪』

解体業界に興味があればこちらもぜひ読んで頂ければ嬉しいです!

当時の解体業界

10年以上前は、今ほど規制は厳しくなくお客さんも「壊れればなんでもいいから」といった空気で、

打ち合わせもあまりなく、解体業者も管理が行き届かない現場が多くありました。

当時の営業も「壊れればなんでもいい」といった意識でした。

今でもそういった意識の会社もありますが・・・

事故の時系列

現場への地図を事前に職人に送っておき、工事着工日の当日は現地集合です。

本来は営業担当が着工日に朝一で現場に行き、職人と打ち合わせを行い間違えがないように着工します。

ただ、当時の営業担当は仕事が立て込んでおり、着工日の朝一で現場に行けませんでした。

いつもなら営業担当が来るはずですが、来ないので職人は営業担当に連絡しました。

『もしもし。今日来ないの?現場始めていい?』

『お願いします!』

と、確認を怠って現場を始める許可を出してしまいました。

鍵がないので、窓ガラスを割って中に入ります。

お客さんも営業担当も「どうせ壊すんのだからガラス割っていいよ」といった感じです。

中に入ってみると、生活感があり中の家具も新しく違和感がありました。

心配になり再度営業担当に連絡をしました。

『中に結構残置物(解体工事範囲以外の動産物)が結構あるけど、撤去していいの?』

『大丈夫です!』

と再度確認をせずに了承してしまいました。

職人は指示通りに中の残置物(解体工事範囲以外の動産物)の撤去から始めました。

本来は足場を建てるところから始めますが、中に残置物(解体工事範囲以外の動産物)がある場合は、

足場を建ててしまうと、足場に引っ掛かり中の残置物(解体工事範囲以外の動産物)が取り出せなくなるので残置物(解体工事範囲以外の動産物)から撤去を始めます。

夕方には残置物(解体工事範囲以外の動産物)の撤去が完了して職人は帰宅しました。

事故発覚

家の家主が自宅に近づくと違和感がありました。

窓ガラスが割れています。

中に入ってみると家財が全部なくなっており、テレビもソファーもない。

ベットも冷蔵庫もない。

何もない。

見事に何もなくなっています。

床にはガラスが散乱しており、床には無数の足跡があります。

仕事から疲れて帰ってくると、全部なくなっており荒らされている状態です。

すぐに警察へ通報。

まわりまわって営業担当に連絡がいきました。

すべての賠償で保険を使い家財を買いなおし、窓の修理、ハウスクリーニング等々行いました。

謝罪をし、何とかお許しを頂きました。

事故の教訓

この事故から会社は変わりました!

  • 事前の打ち合わせを行い写真で残す。
  • 撤去範囲にマーキングをする。
  • 解体現場に看板を張り付ける。
  • お客さんに写真を送り確認する。
  • 職人にも地図と写真を送る。
  • 着工日には現場に行く。
  • 着工日に行けなければ事前に職人と打ち合わせを行う。
  • 施工管理を付けて管理する。

これらのルールを徹底して再発防止に努めております!

今ではこういった事故はありません。

こういった事故を防ぐ施工管理のお仕事はこちら!

解体業界もかなり変わってきています。

解体工事での事後がなくなるように、微力ながら頑張ります♪

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